ジャンプ漫画

週間少年ジャンプって漫画雑誌ありますよね?
愛車であるチャリンコのパンク修理中にたまたまあの雑誌が置かれていたので読んでいたんですよ。

で、あの雑誌のやり方がどうしても私には合わなかったので簡単に。
先に言っておきますと、この雑誌のやり方が間違っているとかそういうこと言いたいわけではありません。そのやり方が好きじゃないという一個人の考えです。その辺間違えないように。


えーっとですね。なにが気に入らないのかって言いますと「人気のある漫画は無理やり引き伸ばさせて、人気のない漫画は即刻打ち切る」っていう体制です。
連載している漫画にも好きなものはありましたし、漫画そのものへの不満はなんらありません。人気あるものが連載されているのですから、なんらかの組織票がない限りその漫画はおもしろくないわけがない。気に入らないものはありますが。

で、その体制のなにがいけないかっていうと、漫画の中のキャラクターが動いてるだけで、話が動いてないんですよ。
要するに「おもしろい展開が続いている」のではなく「山も谷もたまにしかないけど読んでて飽きないような展開がある、もしくは山も谷が何週間先かわからないけど先が気になる」なんです。

我々(?)にわかりやすいように例えましょう。
エロゲです。エロゲに例えましょう。それも学園物。

エロゲって大体その世界観を理解させるために一部の日常を切り取ったところや、どこかの区切りから始まります。
始業式や入学式、あるいはなんでもない平日の朝のホームルーム等。
そこから主人公の周囲の人間の紹介や、ヒロインとの(突然の)出会いなんかを描写していくのがほとんどです。
続きの日常を描き、主人公とヒロインがどの様に仲がよくなっていくか、なぜ恋をしたかなんかをゆっくり描写していきます。
冒頭→日常→日常→日常→日常→ヒロイン落ちる→エロ→問題発生→(エロ→)問題解決→ED 
大雑把に書くとこんな感じです。
日常っていうのは感情移入しやすいための、下味みたいなものでして、濃すぎてもダメだし薄すぎてもダメな何気に超重要な要素だと思ってます。

ジャンプ漫画の場合は、冒頭→日常→日常→日常→日常→日常→日常→日常→日常→日常→日常→日常→日常→ヒロイン落ちる→日常→日常→日常→日常→エロ→日常→日常→日常→日常→日常→問題発生→日常→日常→日常→日常→日常→問題解決→日常→ED
ってなぐらいに無駄に伸ばされます。
なんていいますか、「へ〜、こんな展開になるんだ。おもしろいなぁ」ではなく、「やっと進んだ!!!やった!!!!」っていう謎の感動になるんです。
いやもちろんおもしろいから感動するんです。でもそれ以上にやっと進んでくれたっていうことを喜んでしまうんですよ。
それってなんか違うんじゃないんですかね。その体制が雑誌の売り上げに直結してるんでしょうが。
そんなことをしていたら、1ページ1ページめくる楽しさっていうのが薄れると思うんです。

バトル漫画なんていうのも、1冊買って半分が剣同士ぶつけ合ってるだけ。やっと倒したと思ったらまだ実は変身残してました〜〜とかで丸々1冊使うとか。
そういうバトルシーンが好きな人がいいんですが、私みたいにシナリオの内容を読みたい人間からするとそういうのって我慢ならないんですね。
そんなのいいからさっさと話進めろって。


要するにですね。
ニセコイ早く進めてください………お願いします………