意見

意見の交換って結構楽しいことでもありますし、重要なことだと思います。


先日、グループディスカッションというのを実質初めてやったんですね。
その中で1人だけ他者の意見を受け付けず、自分を信じて疑わない人がいたんです。

「○○の売り上げを伸ばすにはどうしたらいいか」という議題だったのですが、全員が全員で意見がバラバラだったのでどうすっかねぇって悩んでたんです。
バラバラなりにそれぞれ妥協して答えを出す、っていうのがグループディスカッション、つまり議論だと思っていたのですが、どうも1人だけ勘違いしている人がいたんですね。
自分の意見を決して曲げず、自分が絶対正しいと思っていて、他者の意見を一切受け付けない。
それは自分の意見を押し付けているだけであって、議論でもなんでもなく、むしろ議論にとってはとても邪魔な存在です。

議論について調べていたらこんなものが出てきました。
フィンランドの子供が作った議論のルールらしいです。

1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない

要するに、感情的にならずに知的に話せってことでしょうね。

簡単そうに見えますし、実際に簡単なんですが難しい側面もあると思います。
私が参加したグループディスカッションは、他人同士だったからこれが守れてるんだと思うんですね。1人の例外はいましたが。
実際に知ってる人、要するに友達なんかだと多少の礼儀やルールは許せてしまいがちです。
そしてその人をある程度知っているが故に、相手の意見を「知っている」と錯覚してしまい、意見をさえぎり、他者の意見を自分が間違った認識をしていると認めようとせず、自分の意見すら間違っているとわかっていても恥をかきたくないのでそれを表に出さず、意見を押し通そうとする。
こういうことが起こってもおかしくないんだと思うんです。

さっきの議論しない人はおそらくこの通りだったんじゃないかなぁと思うとある程度納得がいきます。
知っている、というより他者を見下している感じなんでしょうけど。


他人の意見っていうのは結局その人の人生から来ているもののはずですから、聞いていて悪いものではないはずです。
そういうのを拒否するっていうのはとてももったいないことじゃないかなぁ。
明らかに悪意のあるものもありますが。