自分の好きなもの

自分の好きなジャンルってなんなんだろうなぁってずっと思っていたんですよ私。
シナリオ的に好きなものの例を挙げていくと
your diary、黄昏のシンセミアあの夏で待ってる、Please!、エアリセ、まどかマギカ
パッと思いつくのでこれだけですね。

んで、your diaryに関しては絵師とかわいさによる補正がかかっているのでこの際除外。
シンセミア、夏待ち、Please!、エアリセで考えると恋愛物かな、って思うけどまどかマギカは友情であっても恋愛ではない。
でも考えても一向に答えが出ない。まどかマギカは例外で俺は純愛物が好きなんだろうな、とか、心理描写が好きなのかな、ってずっと思っていました。


んで、今日タビと道づれ一気に読み終えて思ったんですね。
あ、ネタバレありますので注意。



これも、恋愛が完遂する話ではない。むしろ失敗の部類なんですね。
タビが航ちゃんに会えてませんし、苦労して最終的にだれかと引っ付く話でもない。じゃあなにか。友情か?
ここで無限ループです。恋愛と友情物が好きなのか、いやそれだったらもっと好きなものでありふれてる。ジャンプ系がそうじゃないか。でもジャンプ系で好きになったのなんてダブルアーツぐらいだしう〜〜〜んどういうこっちゃ。

それで、なんでこのマンガ読みたくなったかふと考えてみたんです。
私とこの本の出会いは4巻の120ページからの回想をどこかのスレで読んだことからでした。
ニシムラさんが警察官になった理由とかツキコさんの出会いの回想で、そのページの前後になにがあったのか。また、そのマンガは最終的にどんなオチになるんだろうか。そう思うといてもたってもいられなくなったのを記憶しています。
回想そのものは恋愛ではありますがこれもまた失敗の部類です。それは最終的に救われるのですが、ここであることに気がつきました。
「救い」です。

この表現がすごいしっくり来るんですよ。もちろん意味合い的にも。運命的な出会い、なんてものがあるらしいですが、その様なものでしょう。
絶望から救われたり救ったりするのが私は好きなんだと思います。いや、好きなんです。
上記の中から絵師補正(という名のフィルター)を除いた黄昏のシンセミアあの夏で待ってる、Please!、まどかマギカ。これらすべては最終的に形はどうであれ救われています。
特にシンセミアに関してはそれが完全に合致していますね。
謎の多い事件に妹が巻き込まれる(?)、それを主人公が助ける。
それに恋愛感情があり、友人(?)も救出を手伝ってくれる完璧じゃないっすか。


結論から言うと、恋愛や友情物も好きです。好きですが、それ以上に最も好きなのは救いであり、救いのための友情や恋愛が好き、ということなんでしょうね。

タビと道づれ、思っていたのとはすこし違いましたがすごくおもしろかったです。勢いで買って損しなかったのはひさしぶりかもしれませんね。